『ポリフェノールの効能や効果』 - 気になる食品の血糖値や含有量 -

ポリフェノールと赤ワイン

ポリフェノールと赤ワイン赤ワインの中には、フラボノイド、アントシアニン、カテキンをはじめ、シンプルフェノールやタンニンなど多種類のポリフェノールが揃っています。


この理由は、原料となるブドウの果肉だけでなく、果皮や種、それに茎の一部も一緒に発酵にさせ、その後は木の樽に詰めて長期間熟成させるためです。


この間に、これらの素材からいろいろなポリフェノールが溶け出し、複数のポリフェノールが反応や結合したりして、別のポリフェノールが作り出されます。


赤ワインを飲んだ後は、体の抗酸化力が高まって活性酸素の発生が抑えられることを示す実験結果は、日本の学者によって94年のランセットに報告され、「ポリフェノール」の名を世界的に知らしめました。


同じ赤ワインでも、ブドウの品種や製造方法によってポリフェノール量は変わってきます。味わいが濃く、しっかりした重みのある“フルボディー”と呼ばれるワインほど、ポリフェノールの含有量が多いとされます。


ポリフェノールが特に多い品種とされているのは、フランス産では「メルロー」「カベルネ・ソーヴィニョン」「カベルネ・フラン」、イタリア産は「ネッビオーロ」、アメリカ産では「ジンファンデル」。


果皮と種を使わない白ワインではポリフェノールの含有量は赤ワインの約10分の1しかなく、ロゼは半分くらいといわれます。


■ワインと通風

ワインを1日2杯まで飲む人では、痛風になるリスクが抑えられることがわかってきました。


これは約5万人の男性について、飲んでいるお酒の種類や量と、痛風の発症率の関係を12年間追跡調査した結果です。


一方で1日2杯以上ビールを飲む人やウイスキーなどの蒸留酒を飲む人では、お酒を飲まない人に比べて、それぞれ2.5倍、1.6倍も痛風になりやすいという結果があります。


また、ビールや蒸留酒を毎日飲む習慣のある人は、飲酒しない人に比べて約1.5倍アルツハイマー病になりやすくなったが、同じ酒量でもワインを飲む習慣のある人は、飲酒しない人に比べて、なりやすさが半減するとの調査結果も、米国の研究グループから報告されている。


こうした痴呆に対するワインの予防効果は、やはりワインのポリフェノールが脳内の過酸化物質を抑えるからだと考えられています。


また、赤ワインには血流を良くし、血小板が固まるのを抑える働きもあります。つまり、日常的に赤ワインを飲むことは、心臓病だけでなく、認知症の予防にも効果もあるようです。